プレミアムフライデーのプレミアム感はいつになったら感じられるのか
プレミアムフライデーが開始されてから早1年になるそうだが、大半はその効果の実感がないだろう。
というのも、
月末の金曜日の退勤が早くなったという人の割合は、1年間の平均で11%にとどまっているほか、プレミアムフライデーにあわせて販売促進をした企業のうち、売り上げに効果があったとしたのは全体の22%となっているという。
経団連は日程の見直しを提案しているが、
本当に見直すべきはそういうことではない気がする。
続かない原因の一つとして、
根本的に日本人の心に「どうせ変わらないよ」の意識が根付いており、こういったみんなで良くしていこうという施策に積極的に参加する意欲がない。
そもそも国の施策に期待していない。
最初は会社から言われたからやってみたところはあるにしても、それ以降続かないのは、積極的に続けていきたい意欲がないから。
言われたからやるという受け身だから。
本当にやりたいなら積極的に続けるだろう。
社員一人ひとりが声をあげて行くだろう。
それをしないのは、どうせうまくいかない意識があるから。
続けられないことを、
仕事が終わらないからとか
期末でノルマが達成できないからとか
などということを理由に言い訳を言うのだ。
人はみんな自分が参加してない、あるいは参加できない周りの楽しそうな雰囲気を嫌う。
そして早帰りできた人たちを批判する。
そんな人の意識を変えるには、もう少し時間がかかりそうだ。